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セキュリティ診断の必要性とは?自社サイトを守るためのポイントを解説

システムテスト 2026年2月5日
#脆弱性診断
セキュリティ診断の重要性と自社サイトを守るためのポイント
このサイト、ウイルスに強いって聞いたよ。
ワクチンでも接種してるの?

回答者

質問者
サイトに予防接種しないの!デジタルの話だから!
じゃあパスワードで“予防注射ポチッ”ってすればOK?

回答者

質問者
注射のノリで守れないよ!
今日は、セキュリティ診断の必要性と
自社サイトを守るポイントを解説するね!

なぜ今、セキュリティ診断が必要なのか

企業の顔とも言える自社サイトは、近年ますます攻撃者の主要なターゲットとなっています。
特に EC サイト、問い合わせフォーム、会員ログイン機能などを備えたサイトでは、脆弱性を突かれると個人情報漏えい・不正ログイン・サイト改ざん・サービス停止といった重大インシデントに発展するリスクがあります。 

一方で、サイバー攻撃の手口は年々巧妙化しており、脆弱性が公表されてから攻撃が始まるまでの期間も短縮しています。
企業が対策を講じる前に攻撃が行われるケースも増えており、対応はさらに難しくなっています。 

このような背景から、いま企業に求められているのは、自社サイトがどのようなリスクを抱えているのかを正しく把握することです。
その有効な手段のひとつが セキュリティ診断です。
現在想定されるリスクを洗い出し、潜在的な弱点を可視化することで、重大な事故を未然に防ぐための確実な対策につながります。 

セキュリティ診断とは

セキュリティ診断とは、Webサイトやシステムに潜む弱点を見つけ出し、攻撃に悪用される前に対策を取るための評価プロセスです。

診断の目的は、サイトの安全性を客観的に評価し、改善すべきポイントを明確にすることにあります。
近年、WebアプリケーションやAPI、クラウドサービスの利用範囲が広がったことで、企業がすべてのリスクを把握することは難しくなっています。

そのため、セキュリティ診断では脆弱性を単に列挙するだけでなく、以下の点を具体的に把握します。

  • どの弱点がどの程度危険か
  • どのように悪用される可能性があるか
  • どの対策を優先すべきか

セキュリティ診断の結果は、潜在的なリスクを可視化するだけでなく、チームで改善の指針として活用でき、Webサイトの安全性向上に役立ちます。
このように、セキュリティ診断は「守りの質を高めるための現状把握」を実施する重要なプロセスと位置づけられます。

自社サイトを守るために知っておくべきリスク

Webサイトを安全に運用するには、アプリケーション、サーバ環境、クラウド設定、運用プロセスのすべての観点でリスクを把握する必要があります。
ここでは、代表的な4つのリスクを紹介します。

自社サイトを守るために知っておくべきリスク

1.Webアプリケーションのリスク

Webアプリケーションはユーザー入力を処理する特性上、攻撃を受けやすい領域です。
代表的な脆弱性には以下のようなものがあります。

  • SQLインジェクション:
    データベースが不正に操作される可能性がある
  • クロスサイトスクリプティング(XSS):
    ユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトを実行される
  • クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF):
    正規ユーザーになりすまし、不正操作を実行される

フォーム・検索機能・ログイン処理など、一般的な機能ほど狙われやすく注意が必要です。

2.サーバ・ネットワークのリスク

アプリケーションが安全でも、サーバやネットワークに脆弱性があると攻撃は成立します。

  • 古いOSやミドルウェアの利用:
    サポート終了により脆弱性が放置された状態になる
  • パッチ未適用の脆弱性:
    修正されていない脆弱性を攻撃者に悪用されやすい
  • 不適切なファイアウォール設定:
    不要な通信が通過し、不正侵入につながりやすい

これらの脆弱性は自動スキャンで簡単に見つかりやすく、放置すると大規模な被害につながる可能性があります。

3.クラウドサービス利用時のリスク

AWS や Azure などクラウドは強力な反面、設定不備=情報漏えい・不正アクセスに直結します。

  • S3(Amazon Simple Storage Service:AWSのファイル保存領域)バケットの公開設定ミス:
    設定ミスにより、社内データが誰でもアクセスできる状態になる
  • IAM(AWS Identity and Access Management:アクセス権限管理)の過度な権限付与:
    権限を過剰に設定していると、アカウントが乗っ取られた際にあらゆる操作を実行されてしまう可能性がある
  • ログ設定不足による侵入検知の遅れ:
    不正アクセスが起きても検知できない

「クラウド=自動で安全」ではなく、利用者側の運用と設定が安全性を左右します。

4.CMS(Content Management System:WordPressなど)のリスク

CMS は利便性が高い一方、攻撃者に狙われやすい仕組みでもあります。

  • プラグインの更新遅れ:
    古いプラグインの脆弱性が攻撃者に狙われやすくなる
  • 管理画面の認証不備:
    管理者画面の認証設定やアクセス制御が弱いと、不正アクセスされやすい
  • 弱いパスワードの使用:
    単純なパスワードや使い回しパスワードは、アカウント乗っ取りのリスクを高める

特に WordPress は脆弱性情報が頻繁に公開されるため、定期的な診断と更新が必須です。
Webアプリケーションのリスクについては、こちらの記事をご覧ください。

セキュリティ診断の種類

セキュリティ診断にはいくつか種類があり、状況に応じて適切な診断を選ぶことが重要です。ここでは、代表的なセキュリティ診断を紹介します。

セキュリティ診断の種類

  • Webアプリケーション診断:
    Webアプリケーションに潜む脆弱性を網羅的に調査し、攻撃シナリオを踏まえて安全性を評価します。
    具体的には、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)などの脆弱性を確認します。
  • API診断:
    GraphQLやRESTなどのAPIに対して、認証や権限制御、入力チェックの不備を検査します。
  • ソースコード診断:
    対象システムを構成するソースコード自体の記述を解析し、潜在的な脆弱性や実装ミスがあるか診断します。
  • スマートフォンアプリケーション診断:
    スマートフォンアプリにおける通信内容やデータ保存、認証処理、逆コンパイルによる解析リスクなどを総合的に評価します。
  • ネットワーク診断:
    ネットワークやサーバ環境に潜むリスクを重点的に確認します。
    具体的には、古いサービスやパッチ未適用の検出、ファイアウォールやアクセス制御の設定ミスなどを確認します。
  • プラットフォーム診断
    OSやミドルウェア、クラウド基盤など、システムを支える基盤全体の設定や脆弱性を評価します。

自社サイトの構造や利用サービスに応じて診断を組み合わせることで、より広範囲のリスクを把握できます。

セキュリティ診断を実施する適切なタイミング

セキュリティ診断は、定期的に実施することが推奨されています。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公開している「ECサイト構築・運用セキュリティガイドライン」でも、次のように記載されています。

「EC サイトを構築後、新たな脆弱性が発見される・新たな脆弱性を作り込む可能性があるため、定期的及びカスタマイズを行った際に脆弱性診断を実施することが重要です。」
出典:IPA 独立行政法人情報処理推進機構「ECサイト構築・運用セキュリティガイドライン」

また、定期診断だけでなく機能追加やカスタマイズの際にも診断は必須です。
特に以下のタイミングでは、診断を実施することが強く推奨されます。 

  • 新規サイトリリース前
    診断を実施するのに、最も効果の高いタイミングです。
    公開直後は攻撃者のスキャン対象になりやすく、脆弱性を残したままリリースすると、即座に攻撃を受けるリスクがあります。
  • 大幅な改修・機能追加の後
    新しい入力フォーム、予約機能、決済機能などを追加した場合は、注意が必要です。
    設計は安全でも、実装段階で脆弱性が混入するケースは少なくありません。
  • CMS(Content Management System:WordPressなど)・プラグイン更新後
    WordPress などのCMSは、更新によって新たな脆弱性が生まれることがあります。
    軽微な更新でも診断することが推奨されます。
  • インシデント発生後
    不正アクセスや改ざんの疑いがある場合は、原因調査・再発防止のために診断が必須です。

セキュリティ診断を依頼する際のポイント

セキュリティ診断は、ただ依頼すればよいというものではありません。
診断会社によって得意分野や品質が異なるため、以下のポイントを押さえて選ぶことが重要です。

  • 診断範囲の明確化
    診断対象(Webアプリ、API、ネットワークなど)や調査範囲の明確化は必須です。
    「どこまで調べてもらえるのか」が曖昧だと、診断後に重大なリスクが見落とされる恐れがあります。
  • 実績・専門性
    診断実績が豊富で、専門性の高いスキルを持っているか確認しましょう。
    特に Webアプリケーション診断や API診断など、自社に必要な分野の経験があるかは重要な判断基準です。
  • コストの透明性
    価格は診断内容によって幅があり、大きく変わることがあります。
    • 診断範囲はどこまで含まれるか
    • 追加費用が発生する場面はあるか
    • 診断ボリュームと費用は適正か

    といった点を、事前に確認する必要があります。

  • レポートの質
    優れたレポートは、単に「問題箇所を指摘する」だけではありません。
    再現手順・影響度・推奨改善策が具体的に示されているかどうかが重要です。
    レポートの質は改善スピードに大きく影響するため、そのようなレポートを提供しているサービスを選ぶことが重要です。
  • アフターフォローの有無診断後のサポート体制も重要です。
    • 修正後の再確認(再診断)
    • 改善方法の相談
    • 運用上の注意点の説明

    このようなアフターフォローがある診断会社は、継続的な改善まで見据えた対策が可能になります。

セキュリティ診断を依頼する際のポイント

まとめ

サイバー攻撃は年々高度化し、新しい脆弱性も毎日のように発見されています。
そのため、設定ミスや脆弱性を放置してしまうと、情報漏えい・サイト改ざん・不正ログイン・業務停止など、重大な被害につながりかねません。

セキュリティ診断は、攻撃者の視点で自社のリスクを可視化し、必要な対策を明確にするための、最も効果的な手段のひとつです。 

また、システムや運用が複雑になるほど、自社だけでは把握しきれないリスクが増えます。
そのため、第三者によるセキュリティ診断を定期的に実施することで、見落としを防ぎ、より再現性の高いセキュリティ対策が実現できます。 

株式会社GENZでは、セキュリティ診断(脆弱性診断)のサービスを提供しています。
社内でのセキュリティに不安がある場合は、ぜひ一度ご相談ください。
GENZの脆弱性診断・セキュリティテストについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

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この記事を書いた人

GENZ マーケティンググループ TM
GENZ マーケティンググループ TM
ソフトウェアテスト・品質保証の専門集団「GENZ」のマーケティングチームです。 企業文化や最新トピック、システムテストのノウハウ、品質改善の事例など、開発・テスト現場に役立つ情報を発信中。 「品質×マーケティング」で、読者とGENZの架け橋となるコンテンツをお届けします。

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