
【会社名】 | 株式会社インテック |
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【対象市場】 | ソフトウェア・SI |
【インタビュイー】 |
金融ビジネス事業本部 TMシステム第一部 部長 弦間 健 様 開発第一課長 村田 耶真人 様 |
【採用サービス】 | システムテスト |
【URL】 | https://www.intec.co.jp/ |
今回は、大手システムインテグレーターの株式会社インテック(以下、『インテック』と記載)の弦間様、村田様にお話を伺いました。お二人の所属される金融ビジネス事業本部TMシステム第一部では、損害保険、生命保険、証券を扱うお客様を対象としたITソリューションを展開されています。
まずは改めまして、インテックと金融ビジネス事業本部TMシステム第一部の事業・業務内容を紹介頂きました。
TISインテックグループの中核企業として、『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、社会課題の解決に取り組んでいます。

当社は1964年の創業以来、情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。
政府、公共機関、医療、製造、金融、農業、輸送、メディアなど、お客様の業界は多岐にわたります。
TISインテックグループの中核企業として、『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、社会課題の解決に取り組んでいます。
我々の所属する「金融ビジネス事業本部」は、その名の通り、金融業界のお客様のIT化をご支援しています。金融業界の中でも、当部は銀行以外の損害保険、生命保険、証券を扱うお客様を担当しています。
少子高齢化による各種金融サービス契約者の減少、気象変動による自然災害発生率の上昇や被害の深刻化など、お客様を取り巻く環境は大きく変化しています。
その中で、金融サービスのあり方も変革を迫られています。開発や運用にかかわる部分の効率化です。
今回、インテックが受託された金融関連システムにおいて、「システムテスト」サービスの一部をアウトソースされた背景を教えて頂きました。
テストに限った話ではありませんが、パートナー企業様と一緒にタスクを遂行する体制を敷いています。

完全な内製化をしなかった理由はシンプルです。当社はそれほど多くの人員は抱えていない、ということです。これは、「内製」という言葉の定義の問題になるかもしれませんが、当社の社員のみで100%対応するということであれば、内製化はできません。社員だけではとても足りませんので。 もちろん、社員も一緒にテストを実施する。その上で、一緒に支援頂ける方にお願いしているので、それを「外注」と定義するのであれば、今回も外注サービスを活用させて頂いているということになります。
この体制は、テストに限ったことではなく、ほぼ全ての工程において同様の形式を採用しています。
類似サービス提供会社が複数ある中で、GENZ(ジェンツ)社を採用頂いた決め手について伺いました。
調達力です。ほしいタイミングで、適切なレベルのエンジニアをアサイン頂けた。柔軟な対応が決め手でした。

テストに特化したパートナー企業様とのお付き合いが当部門にはありませんでした。
既存の取引先数社に依頼はしてみましたが、専門外であまり上手くいきませんでした。
そんな折、IT関連の展示会でGENZ社に出会いました。探していたテスト専門会社の中の1社でした。
選定の過程で数社と打合せをしましたが、当社の要望と完全に一致する会社はありませんでした。
一番のネックは、契約するエンジニアの最低人数でした。
テスト専門会社自体のレベル感がわからないこともあり、スモールスタートを希望していました。
最初から4~5名の人員を受け入れるようなリスクは避けたかったので、まずは2名からのスタートとしたGENZ社の提案が一番フィットしました。
単金
展示会閉会後に頂いたメールのタイミングもよかったかもしれません。 他社は翌日すぐに一斉メールが送られてきますが、GENZ社だけは、かなり遅れて連絡をくれました。いい意味で目立った。しかも、定型的な御礼メールではなく、具体的提案を伴う内容の濃いものだったので印象に残りました。
(*1)単金…月単位や時間単位で算出される支払料金。主にシステムエンジニアやプログラマーの給料に使用される。
実際にサービスを利用頂いた上で、満足頂けた点と改善点を伺いました。
最大16名体制でしたが、アサインエラーが殆どありませんでした。金融システム固有の特徴にも対応可能な水準のエンジニアを配置頂けました。

今回GENZ社にお願いしているテスト案件は、大規模な開発プロジェクトです。
実に多くの方々が関わっている。ステークホルダーが多く複雑な大型案件です。
金融システムということもあり、固有の特徴もあります。専門用語も多く飛び交います。
大型案件であるが故に、急なアサインをお願いする場面も一度や二度ではありませんでした。
初月は2名体制でのスタートでしたが、翌月には4名に、その翌月は8名へと増員を受けて頂き、6カ月目には16名体制でテストに臨んで頂きました。
その柔軟な調達力には助けられました。更に、アサインエラーが殆どありませんでした。一定レベルのスキルセットを保有するエンジニアを選定頂けたのだと思います。
希望通りに人員をアサイン頂けただけでなく、増員時の内部受入れもつつがなく対応頂けました。初期メンバーの方が、教育体制や受け入れ態勢を整えて実施してくれました。
結果として、本件を担当下さったGENZ社のエンジニアの方は、特定金融サービスに対する知識を習得されたのではないでしょうか。 金融に特化した当部門においても、そういった専門性を保有するエンジニアの方には定着して頂きたい。そんな背景や思いも手伝って、別部隊の案件に再アサインさせて頂きました。Win-Winの関係が築けたケースかと思います。
初期メンバーの方の金融系システム開発経験もプラス要素でした。その後の適切なアサインメンバー選定やスムーズな運営に寄与したと思います。
お人柄も信頼がおける。約束を守る。責任感がある。テスト実施もメンバー管理も、お任せしておけば安心だと思えました。信頼できたので、躊躇なく増員をお願いできました。
初期メンバーの方々が、繁忙期の一番大変な時期に、毎晩遅くまで寄り添って仕事をしてくれました。

テスト実施にあたり、作業を平準化することが理想的ですが、実際はそう上手くはいきません。
本件でも繁忙期がありました。実際には、5月か6月頃だったと記憶していますが、一番大変な時期に初期メンバーが毎晩遅くまで、寄り添って仕事をしてくれました。とても助かりました。
改善点に関しては、普段の業務において感じる点はありません。
ただ、「改善」を、「よりよくする」という視点で捉えるならば、主担当の方をNo.1とすると、その方に次ぐNo.2の方が見えてこなかった、という点でしょうか。繁忙期のピーク時に、No.2の方が副担当としてプロジェクト全体をサポートするような体制が取れていたら、より良かったかもしれません。
活動場所が1拠点から3拠点に増加したので、各拠点に1人ずつ責任者を配置できるような体制にして頂けると、より理想に近づくかと思います。
取材後記
普段はビジネスカジュアルで出社されているという弦間様と村田様。取材に合わせて、スーツスタイルで臨んで下さいました。スマートさと温かな気遣いの共存。
社会課題をデジタル技術の力で解決する。より良い明日を支え続けるインテックの事業に伴走し続けるパートナーであり続けたいと思います。
取材にご協力いただいた企業様

【会社名】 | 株式会社インテック |
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【対象市場】 | ソフトウェア・SI |
【URL】 | https://www.intec.co.jp/ |
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