Open The World”を胸に、営業データプラットフォームを開発するインフォボックス社。データを扱う会社として脆弱性は重要課題の1つ。

【会社名】 株式会社インフォボックス
【対象市場】 ITサービス
【インタビュイー】 代表取締役CEO 平沼 海統 様
【採用サービス】 脆弱性診断
【URL】 https://corp.info-box.jp/

まずは、改めてインフォボックス社の事業内容を教えて頂きました。

平沼様

当社はB2B市場向けの営業データプラットフォーム「infobox」を開発・提供しています。
顧客のニーズとタイミングをinfobox上でキャッチし、買い手と売り手双方にとっての購買体験を良くするサービスを作っています。

今回、GENZ(ジェンツ)社の「脆弱性診断」を採用頂いた経緯を教えて頂きました。

スピードと品質。GENZ社のサービスはスタートアップに欠かせない要素を満たしていました。

平沼様

今回は、私たちの主力プロダクトである『infobox(インフォボックス)』を対象として、システム全体の脆弱性の検証をお願いしました。

今回の検証で特に重視したのが、スピードです。
リリース直後から、エンタープライズのお客様からの引き合いを想定以上にいただいたのですが、当然導入に際してセキュリティに関する基準も厳しく見られます。

弊社としても、プロダクトを安心してお客様に使っていただくために、第三者検証となる「脆弱性診断」を一刻も早く実施したいと考えていました。

GENZ様に依頼させていただいたのは、当社の期末にあたる6月。
当期の業績数値を追う中で、なんとか期中に間に合うスピード感で、急ピッチで検証を完了したいという背景もありました。

「脆弱性診断」を提供する企業が複数ある中で、GENZ(ジェンツ)を選んで頂けた理由、決め手について教えて下さい。

“限られた時間と予算に合わせたミニマム提案。豊富な知見と柔軟な対応のなせる業です。”

平沼様

「脆弱性診断」を実施するにあたって、複数社からの提案をいただきました。

その中で、GENZ社選定の決め手となったのは、こちらの要望に対応頂く際の’柔軟性’と要求納期に対する’スピード感’、そして’費用感’です。
総括すると、「当社の要望に対して、要点を押さえた最適な提案で、希望通り対応頂けた」ところに尽きるのではないでしょうか。

私達もソフトウェアテストの領域においては、十分な知見や経験があるわけではないので、フルメニューで提案頂くと、「全部の項目を漏らさず、一度にやらなくてはいけないのではないか?」と思いこみがちです。
しかし、そうなると「時間」も「お金」も足りない。
その中でGENZ社は、全体像を示した上で、「今の段階では、まずこのポイントだけ押さえればいいのではないか」といったミニマムな提案をしてくれました。
「今本当に必要こと」、そして「今後段階を追って実施すればいいこと」を、切り分けて提案頂けた。
その結果、限られた「予算」と「時間」で折り合いがついてGENZ社にお願いするに至ったのだと思います。
当社の先にいるお客様の状況まで考慮頂いた上で、最適な提案を頂けました。

GENZ社は多岐にわたる垂直マーケットで、種々の業種に属するお客様とお付き合いがあります。
求められるセキュリティレベルや要望に、ケースバイケースで対応されていると思うので、色々なバリエーション・ノウハウ・ナレッジがあると思います。それを組合せた状態で提案いただけたのは嬉しかったです。

改善点や不満に感じた点があったら教えて頂きたいです。

“GENZ社のサービスに不満を感じた点は全くありません。大満足です!”

平沼様

不満はないですね。大満足です。

短い納期に合わせて、集中してメンバーを投入して頂けましたし、提案から見積、契約、実施、完了まで、非常に速いスピード感を持って対応頂けました。

最後に、同業他社の企業様にメッセージをお願いします。

“リソースが限られているスタートアップ企業にこそ、GENZ社を知ってほしい”

平沼様

近年、データプラットフォームを開発する企業は増えています。セキュリティ問題に対する社会的要求もどんどん強まると思います。
各企業それぞれの成長フェーズによって、セキュリティ対策に対する姿勢や考え方は異なるのではないかと。
大手企業は早い段階で導入することが多いのでしょうが、スタートアップ企業の場合、‘もう少し会社が大きくなったら、もう少し事業が軌道に乗ってから導入しよう’ と考えるケースもあると思います。
同じスタートアップ企業として思うことは、企業規模や事業フェーズに関係なく、セキュリティの観点は、早期の段階から重要な経営イシューとして取り入れるべきだと思っています。

ただ、スタートアップが躊躇する気持ちもわかります。

  • 脆弱性診断は非常に高い
  • フルメニューのワンプランしか選択肢がない
  • 起業時の自社の貴重なリソース(人財)を「脆弱性診断」にアサインしなくてはいけない

そういった先入観もあるのではないでしょうか。

そんな企業各社に、ぜひGENZ社の「小さく・細かく、一緒にやっていきましょう」という柔軟な対応を知ってほしいです。
何かあってからでは遅いからこそ、GENZ社を活用して、できるところから少しずつ、早い段階からやっていきましょう、と伝えたいです。

特に、私たちはデータを扱う企業です。
お客様には不安のない状態で、プロダクトを活用して成果に繋げていただきたいと思っていますし、そのための投資を必ずすべきです。

実際にGENZ社に「脆弱性診断」を実施頂いた結果、顕著なリスクは存在しないことがわかりました。
強化してもいいと思われる項目が1,2カ所あった程度です。
これは、脆弱性診断への投資が無駄だったわけではなく「顕著なリスクは存在しなかった」ことが第三者によって検証されたということであり、非常に安心しました。

最後に一言を頂きました。

“仕様書が揃っていなくても大丈夫。GENZ社なら、プロダクトインで対応してくれます。”

平沼様

スタートアップ企業が躊躇する理由の1つに、仕様書の不在があります。
現実問題として、仕様書を用意せず、エンジニアそのままがコードを書くパターンが少なくありません。
そのため、「テストを依頼する時は、仕様書がないとダメ」という前提があると、頼みたくても頼めない状況に陥いってしまいます。
GENZ社は、「プロダクトインしてくれれば大丈夫です」と、柔軟に対応いただけて、非常に助かりました。

最後に、インフォボックス社は5年後、10年後、どんな姿でありたいか?お聞かせ下さい。

“業界におけるデファクトスタンダードになりたい。買い手と売り手双方に最適なデータプラットフォームを構築したいです。”

平沼様

私達の目指している世界観として、正しい情報流通の仕組みを作りたい、という思いが根幹にあります。
各企業が自社のCRMやSFAに情報をクローズドに集約して営業活動をするのが、今の当たり前となっていますが、データはどんどん古くなっていきますし、必要なタイミングで必要な相手に情報が届かなくなってしまいます。
買い手と売り手のタイミングやニーズにおける情報の不一致を解消すべく、当社が提供するインフォボックスというプラットフォームを通じて、多くの企業様に活用いただきたいです。

このシステムがハブとなってスムーズなデータの交通整理が実現し、BtoB営業のデファクトスタンダードになる、壮大な構想ですが、そんな未来を夢見ています。

取材後記:

企業活動データのデファクトスタンダード構築に邁進する平沼CEO。
趣味のお寺めぐりでつかぬ間の休息を楽しみ、また、明日に向かって前進されています。

取材にご協力いただいた企業様

【会社名】 株式会社インフォボックス
【対象市場】 ITサービス
【URL】 https://corp.info-box.jp/

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